こちら 安房地域難病相談・支援センターです☆★
先日、6/15(土)と6/22(土)の2日間に渡って吸引研修が開催されました。
H24年度に「社会福祉士及び介護福祉士法」が一部改正され、法律に則った研修(以下、「第3号研修」)を受けることにより、介護職員等がたん吸引や経管栄養等を行う事ができるようになりました。
それに合わせ、当センターでは、昨年度から「第3号研修」を開催しています。
この第3号研修。研修内容や時間単位数が法律で決められています。
机上で吸引や経管栄養に関する基礎的な事を学ぶ講義を8時間、
吸引シミュレータや経管栄養シミュレータを使用しての手技練習を1時間、
その後筆記試験を受けて合格したら、
実際の担当患者さまを相手に訪問看護師より直接指導を受ける必要があります。
全ての行程で問題ないと認められれば、修了証書発行となります。
吸引シミュレータや経管栄養シミュレータを使用しての手技練習を1時間、
その後筆記試験を受けて合格したら、
実際の担当患者さまを相手に訪問看護師より直接指導を受ける必要があります。
全ての行程で問題ないと認められれば、修了証書発行となります。
このように、修了証取得の為には時間・労力・研修費といったヘルパーへの負担は大きくありますが、それでも「担当利用者さんの為に」と、多くのヘルパーから研修の受講希望を頂いており、私たちの原動力にもなっています。
研修の合間にセンターのメンバーも鼻から吸引をされる体験をしました。
(反田ソーシャルワーカーの感想)
今まで吸引指導をして自宅退院を支援することがありますが、吸引をされる側に関しては、患者さまや、看護師の話を元に、イメージしているだけでした。
実際に吸引をやってもらうと、挿入時の違和感や圧の強さを直に感じました。痛みは(たまたま?)あまりなかったですが、不快感は強く、涙が出ました。でも終わるとすっきりしました。
日常業務の中で吸引が必要な方に関わることが多いですが、実際に体験したことで吸引を「医療行為」と捉える以外に、「本人の感じる煩わしさ・不快感・痛み」等にも自然に目を向けることが出来るようになりました。
早速、次回の吸引研修開催の準備を始めています! 決定した際にはまたご報告させていただきます。